東海地方で一番ゆずが採れる場所、それが静岡県川根本町です。
標高300〜600mの高地、寒暖差の激しい山間地で作る川根本町ゆずは、とってもいい香りがするんです。
「しずおか食セレクション」認定!
ゆずの産地を目指して
ふじのくに川根本町ゆず協同組合は、現在8軒の農家が組合員。それぞれがゆずの木を大切に育てています。
川根本町はお茶の産地として有名ですが、高齢化やお茶の値段の下落から耕作放棄地が増えていきました。
そんな現状をなんとかしようと立ち上がった農家たちが、川根本町をゆずの産地へ生まれ変わらせようと取り組んできました。
その努力が実り、平成26年度には川根本町ゆずが、静岡県で全国や海外に誇りうる価値や特長を備えた商品として選ばれる「しずおか食セレクション」に認定。静岡県内でも、一番の収穫量になったのです。
川根本町ゆずがたっぷり!
一番人気はゆずポン酢
ふじのくに川根本町ゆず協同組合が作る商品は3種類。
- ゆずジュース
- ゆずみそ
- ゆずポン酢
どれも完熟ゆずを使用しているので、鮮やかな黄色が食卓に映えます。
特に、川根本町ゆずを皮まで丸ごと使った「ゆずポン酢」は一番の人気商品!
ゆずの果汁はもちろん、香りの高い川根本町ゆず果皮をペーストにして使っています。ゆずの割合はなんと30%!驚くほどフルーティなんですよ。
手作りゆずジャムにも好評。
無農薬ゆずを作り続ける理由
ふじのくに川根本町ゆず協同組合代表、渡辺清さんにお話を伺いました。渡辺さんの畑では、有機肥料のみで農薬は使っていません。
「以前お茶をやっている時に、農薬で蕁麻疹が出ちゃってね。ゆずは皮を使う果物だから、なるべくお客さんに安心できるものを届けたいんだよ。」と。
無農薬でもキレイなゆずを出荷するために、手間を惜しまず畑を管理しています。その甲斐もあり「ゆずジャム作りに嬉しい!」と、リピートして購入してくださるお客様も多いんです。
KADODE OOIGAWAでも販売中。
川根本町ゆずを多くの方に広めていきたい
現在ではテレビで特集されることも多くなり、何度も取り寄せてくださるお客様も。「若者にも川根本町ゆずを広めたい」と語る渡辺さん。
2020年に大井川鐵道沿線にオープンしたKADODE OOIGAWAでも、商品の取り扱いが始まりました。
ぜひ川根本町ゆずの素晴らしい味と香りを体験してくださいね。